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 ヘルパーとして訪問サービスをしていると、ご利用者からいろいろなお言葉をいただく機会があります。
心にぐっとくる嬉しい言葉や考えさせられる言葉…  
名言としてご紹介したいと思います。
(できればシリーズ化を目指します!)

Aさんは67歳で、訪問サービスご利用者の中では一番若い方です。ご病気のため大きな手術をされた後、お一人暮らしをされていますが、元気に生活されています。
サービス内容は掃除・洗濯・調理の生活サービスと機能回復のための散歩を週3回で、2人のヘルパーが曜日を決めて担当しています。
社交的でお話し好きなAさんは、若くてかわいい(?笑)ヘルパーの訪問をとても楽しみにして下さっています。
サービス提供責任者がモニタリングでうかがった時にも
「ヘルパーが来てくれて部屋がきれいになった。おいしい料理を作ってくれる」
「いろいろ話ができて華やかで楽しい。」
と満足されているとをうかがうことができました。

一方で「帰ってしまうと寂しいなぁ」と一人暮らしの寂しさを洩らされ、『この部分は支えようがないのかな…』と限界も感じてしまいました。

そんななか、Aさんのひと言

「でもね、ヘルパーさんと楽しく過ごした余韻で、この後も過ごすことができるんだよ~」

にこにこ笑顔で嬉しそうに話されるAさんに、ヘルパーとの信頼関係を感じ、『生活を支えるだけでなく、利用者の心・気持ちを支えることができているんだなぁ』と実感できました。

とても嬉しいお言葉をいただいたと思い、感謝しています。

Aさんの“名言”はヘルパーに元気を与えてくれる名言です。

“余韻”という言葉で、今日も機能回復のため公園を歩くAさんと、それを支えるヘルパーの楽しげな様子が目に浮かびます。

公園の花変更後
<Aさんと一緒に歩く公園の花>

by Kei

水仙の家では、毎朝いろいろな話題が飛び交っています。
仲の良い人同士がそれぞれの近況報告で盛り上がり、中には朝のニュースで知った情報を周りの皆さんに伝える人も。
皆さんに毎日楽しんでいただけるよう、もちろん職員からもおもしろそうな話題を提供します。

今回は、ある朝のひとときのことを紹介します。

その日は、スタッフが手相占いの本を持参し、皆さんの前で手相について話をしました。
白板に左手の図を描きながら見よう見まねで、
「ここを通っているのが生命線で・・・ここまで伸びていると80歳、ここまでくると90歳くらいまで長生きするそうですよ」
と話し始めると、

利用者同士で互いの掌を見せ合い、こちらでは
「お、あんたはえらい長いなぁ、まだまだ長生きやなぁ」
「私らここまでしか線ないけど90過ぎてるよな~ハハハハ」
あちらでは
「線がいっぱいでどれかわからんなぁ」

皆さんほのぼのムードです。

ある男性は、生命線を見ながら
「僕は92歳やけど、ここまでやからもう終わりかなぁ~、ハハハッ」と笑い声。
スタッフはあわてて
「もうすぐ102歳を迎えられる方の生命線は、手首まで降りるとそこから横にぐるっとまわって、親指方向までのびていますよ」とフォロー。

すると皆さん、自分の左手の親指側をじっと見て
「これかなぁー」と探し始めます。

そこにお母さんを送ってきた息子さんも話題に入り、
「俺は、どうやろう?」
「いやぁ、まだまだ90歳くらいまで大丈夫みたいですよ」と返すと
「まだまだお袋と長生きせぇゆうことかいなぁ」と、
お母さんの顔を愛おしそうに見ながら笑っていました。

占い好きのAさんは、本物の易者さんのように隣の利用者さんの掌をじっと見て、
「いやぁ、ここの線が太くまっすぐに伸びてる人はねぇ・・・」とか
「この手相はほんとに良い手相よ」と話しています。

「おぉ、Aさんは手相を見られるんですね」とスタッフが感心していると、

「占いはねぇ、相手の掌と顔を見てたら思い浮かぶのよ、昔暇なときにちょっと習ったしねぇ」とのAさんに、
「私も見てぇ!」との声が、あちらこちらから起きていました。

水仙の家で出会う皆さんの笑顔を、ひとつでも多く見たいなぁ、次は何の話をしようかなぁ、と今も考えています。


手相
<Aさん手相をみる>

by オリーブの星

2013.05.17

黒マメな日々

水仙の家には、5人のケアマネージャーがいます。
ケアマネージャーは、介護保険制度をもとに利用者の希望に合わせたケアプランをたてたり、サービスを調整したり、介護相談や生活相談にのったりと幅広い支援をしています。そして、定期的に利用者の自宅へ訪問し、体調にお変わりないか、サービスに問題がないかなどモニタリングをします。

利用者から「ヘルパーさんが来てくれて助かっています」「デイサービスへ行くのが楽しみ」などの言葉を聞くとホッとします。
また、モニタリング訪問時に聞く利用者の暮らしぶりに感銘を受けることは、しばしばあります。

その一つを紹介します。

Aさんは、90代後半の一人暮らし男性。体が不自由でありながらも、「できることは自分でする」という強い思いを持っておられ、洗濯や調理は自分で行なっています。

ある日、Aさん宅へ訪問すると
「この前、黒豆を炊きましたわ。コンロで炊くより、ストーブの上で炊いた方がうまくいくし、古釘を入れると艶がでるんでっせ」
と得意気に話をしてくれました。

「えっ!黒豆を炊かれたんですか?」
私はビックリしました。
何時間もじっくり時間をかけて、ゆっくりと炊かないと焦げてしまう、コツがいる黒豆炊き。そのお歳でしかも男性でそれができる人は、少ないでしょう。
特に調理は好きなようで、その他も、ブリ大根や粕汁など…も作っておられます

体が不自由でありながらも、気力を持って生活をしているAさん。
頭が下がります。
これからも好きな料理をしながら、自宅でのマメな生活が続けられるよう見守っていきたいと思います
by ひつじがいっぴき

2013.05.10

花・花・花

水仙の家では、テーブルの上にいつもたくさんの花が飾られています。花があると気持ちも和みますね。
実はこの花、地域の方や利用者が持ってきてくださるんです。
朝の来所時、「はい、持ってきたよ」とスタッフの手に。
この季節は、カラー、フリージア、なでしこ、チューリップ、カランコエ・・・。すぐに花瓶や一輪挿しに飾ります。
利用者が、体裁良く飾ってくれることもあり、「それは何流ですか?」と聞くと、「○○流よ」と自分の名前を。
そこで本人も周りの方と大笑い!

テーブル上の花を見ながら、「このお花の名前はなんですかね~」と話がはじまります。
「何やったかな」、「もう忘れたわ」、「ほら、アレアレ、何やったっけ?」等とことばが飛び交います。そして、花の図鑑を開けて調べる方も。
そんな様子を遠くからじっと見ているAさん。

「Aさん、これ何ですか?」

「うーん…、ハナ!」

おおっ!冗談交じりの答が。
即座に、「確かに間違いではないわ」と突っ込むBさん。
そんな会話にまた笑いが広がります。         

ある朝、図鑑で探し出したその花の名は、何とも難しい
“ヒペリカムアンドロサエマム”
皆さんに紹介すると、「なんて~、なんて~」と何度も聞き返される。中にはメモ帳に書き止める方もおられます。

そして、しばらくしてから再び
「この花の名前何だったでしょう?」

「え~と、ヒ、ヒ、ヒ・・・」
「ヒペリカム・・・」
「あ~、何やったっけ?」と。
一生懸命、頭を働かせる人、先ほど書いたメモ帳をこっそりと出す人。

こんな会話が何度も飛び交い、あっという間に時間は過ぎていきます。

お花が大好きな方の愛情をいっぱい受けた花が、水仙の家の空気を今日も和ませてくれます。

花
<利用者にいただいたクンシランとフリージア>

by Nolilin

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職員が持ち回りで、その時に思ったこと感じたことを綴っていきます。
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