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2013.10.25

Aさんの心配り

先日、丹波へ芋掘りに行ってきました詳しくはこちら…
今回はその帰りのバスの中でのことを紹介します。

いつものように、参加されたみなさんお一人ずつに
芋掘りの感想を伺った後、
家族で参加されていたAさんが
「みなさんで歌を歌いませんか?」と提案され、

かばんの中から紙を出して職員に
「みなさん配ってください」と頼まれました。

受け取ると、
A5サイズの用紙が人数分用意されており、
Aさんご自身がパソコンで打った歌詞が載っています

歌詞カードがみんなの手元に渡った後、
Aさんの
「さんはい!」の合図でみんなが歌い始めると、
バスの中に歌声が響きわたりました

丹波から大阪まで、休憩時間も入れるとおよそ2時間。
バスで過ごす時間が長いので、“みんなで楽しめることをしたい”と考えて、
歌詞カードまで用意してくださったAさん。

持ちやすいサイズで、
見やすい文字の大きさで、
しかも人数分を印刷してくださったことに
私は感激しました。

後日、Aさんの奥さまのケアマネージャーである私は自宅へ訪問。
芋掘りツアーに参加してくださったこと、
バスでの中で楽しませてくださったことのお礼を言うと、
Aさんはニコニコしながら
「実は来年の歌も考えているんですよ」と。

来年のことまで考えてくださっているなんて…。
日ごろからカラオケ教室へ通っておられるAさん。
来年はどんな曲を用意してくださるのでしょうか?
今から楽しみです

カラオケ新
<「昴」を熱唱中。詩吟もお得意です>

by ひつじがいっぴき

私が、介護支援専門員として関わらせていただいている
Aさんご夫妻のお話。
奥様が認知症のため、水仙の家(デイサービス)を利用されている。
利用開始当初は、腰痛を訴えられることがあったが、
今はすっかりお元気な様子で
週に2回のデイサービスを楽しみにされている。

ご主人が全面的にこの奥様の介護をされており、
お子様の支援も受けながら、
ご夫婦仲むつまじく、生活されている。

奥様の口癖は
「世界一のお父さん」

ご主人のことをこう表現し、
「今がいちばん幸せ」
と言われる。

ご主人の方は、介護疲れに年齢のせいもあるのか、
寝込むほどではないけれど、
身体のあちらこちらにトラブルが出現。

しかし、このご主人、
「Aが病気になったら、医者にもかかりにくいし大変だけど、
私はいつでも医者にかかれます。
Aの代わりに不調を自分が引き受けている、
そのおかげでAが元気でいられる、
と思ったら苦にならないんです

とおっしゃった。

やられた。
涙が出そう。

やっぱり
「世界一のお父さん」だ。

つないだ手新

by Tam

前週お伝えした、木工チームの様子。
今週は、その続きです。

迫力ある相談から1週間、職人メンバーが集結しました。

さあ いよいよ作業の始まり!!

「まず節を取っていくんでしたか?」
とスタッフがカンナを触っていると、
Aさんはそのカンナを手に取り、竹に当てて削りはじめました。

しかし、すぐに
「こんなちっちゃいカンナじゃ、いつまで経っても削れへんで」と。
すると、
「貸してみー、あぁ、これじゃなぁ」
とBさん。

スタッフの心づもりとしては、テーブルを囲みゆっくりと話をしながら
和気あいあいと作業ができたらと思っていたのですが

皆さんはというと…

目はギラギラ 
やる気がみなぎっています

「他に道具はないんか?」
「工具箱見せてみぃ!」
「おっ、電動ヤスリあるやんか。」 
「やっぱり、これでやったら早いし、めっちゃきれいにできるで!」
次々と声が飛んできます。

“どうしようか、危なくないか”
と悩むスタッフに
「こうやんねん、簡単やんか!」
と電動やすりを持ち、お手本を見せて下さいます。
その手つきはさすが職人!!
それと同時に
“ケガだけはしないでくださいね”
と心の中で祈る僕でした。

竹を押さえる役、
電動ヤスリを使って削っていく役。
相談しなくても役割が分担され、
スタッフがあたふたしているうちに、どんどんと作業が進んでいきます。
ときどき役割を交代しては、また削り…。
と繰り返しているうちに、あっという間に節が取れてしまいました。

次は紙ヤスリを使っての仕上げ!
日頃は
「手がしびれてしゃぁない」
と話すBさんもイキイキと手を動かしておられます。

最後には、Dさんからのアイデアで
作業に参加した皆さんの名前を手すりに残すことになりました。

ふだんは
「以前に比べて身体が動きにくくなった。」
「病気になってから足がおぼつかない」
と話しておられる皆さん。
目の前の皆さんの動きを見ていると、
そんなこと、これっぽっちも感じられません。

手すりが完成

そして、
「実は…、今度はコーヒーを運ぶワゴンも修理したいなぁと思ってるんです…」
と話を切り出すやいなや、

「今すぐ持っておいで!やったるから!」 
と再び皆さんすごい勢い!

みなさんのイキイキされている姿をみて、
今までこんな風に仕事に打ち込まれていたんだな~。
周りの人から頼まれたことに「よっしゃ~!」
と気前よく引き受け、いろんな人のためにしてこられたんだな~

皆さんの今までの人生を感じさせていただくことができました。

そして今も
まだまだ若いもんには負けません! 
とおっしゃっているようでした。

実は・・・そんな利用者の皆さんに
元気をいただいている僕たちです(^-^)

手すりづくり1
<仕上げ磨きも協力し合って>

手すり作り2
<「あのう、ワゴンを…」「今すぐ持っといで!」>

byオリーブの星

デイサービスの男性利用者は
最近木工作業に燃えておられます。
利用者の中には、大工の棟梁や、電気屋さん、
日曜大工を長年されていた方が結構おられます。

ある時、送迎車の手すりが壊れてしまい、皆さんに相談することにしました。
※送迎車の手すりとは?<ホームページへリンク>

「竹があるので、これで手すりを作りたいと思うんですが・・・」

と切り出すと、

言い終わらないうちに、

「カンナで削ったらええんや」
とAさん。
「カンナで節を取ったら、紙ヤスリで仕上げたらええな」
とBさん。

話し終わったと思ったら、

「ノミと金槌で削ったらいい」
とCさん。
「電動やすりで削ったら一発ですわ」
とBさん。

次から次へと矢継ぎ早に意見が飛び交い

「それがええ!!やったるから道具持ってきて」
とまるで意気盛んな青年のように、
他の利用者とも一致団結し、
スタッフに迫る勢いです。

「電動ヤスリは、危ないので、
ゆっくり皆さんとお話をしながら作業したいんですよ」

とお願いすると、

Aさんが主導になって
「じゃカンナがええ。カンナは小さい方がええな。
大きいと竹が割れてしまう」


“これで今日の相談は終わった。来週から始めよう”

スタッフが思ったとたん
「今すぐ持ってきて!」
とDさん。
日頃は穏やかなBさんも
「ええから持ってきいな」
と言われる始末。

スタッフが
「今日は道具もないし、時間もないんですよ」
と伝えても、

 「この話 してる間にできる!」 
とDさん。 

圧倒されてしまいました。

スタッフが、
「今まで皆さんのお仕事の時も計画書がありましたよね?
安全でゆっくりできるように計画したいんですよ。」

とお願いすると、

「あんたは、現場監督かいな?」

「現場監督です。」

、皆さんの顔がゆるみ、
“仕方ないな~”という雰囲気に。

「そうや、仕事では現場監督の言うことを聞かなあかん」
とAさんが言って下さり、

その言葉により皆さんが落ち着かれ、

「現場監督の言うことは絶対や!来週やろう」
とDさんの一言で、
皆さんも納得されて来週に制作することに。

あ~、皆さんの迫力に負けそう

daiku.png

by ハーブ王子

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