あれは6月初めのことでありました・・・。
朝起きた時から、何やら頭がクラクラして
「あ、こりゃめまいというやつだな。」
と早合点した私は乗り物酔いの薬を飲んだのです。
しかし一向にクラクラは治らず、
「そういえば昨日は風が強くて半袖で寒かったわ。風邪やな。」
と熱を測ると37度7分! 早々に白旗を揚げ
その日のヘルパーの仕事をお休みさせていただくことになりました。

さて、病院で診察を受け、もらった診断名はなんと
『軽い熱中症』 !!!「うそぉ・・・」予想外の展開に驚きを隠せないヘルパーYuki。
帰りにイオン飲料をたんまり買い求め、寝込むこと6時間。
本当に夕方までぐっすり眠り込んで、
目が覚めた時には熱もすっかり下がっておりました。
そんな時、東淀川区の保健師さんから、熱中症予防のお話を伺う機会がありました。
どうやら
“隠れ熱中症”なるものがこの世には存在するらしいとのこと!
梅雨時でも、湿度が高くて汗が蒸発しないために体温が下がりにくくなるそうです。
そして知らないうちに脱水が進行するという恐ろしい事態に。
まだまだこれから夏本番だというのに、とんだ流行の先取りです。
熱中症を予防するためには、水分の補給はもちろんのこと、
塩分の補給も必要といわれていますよね。
「喉が渇いたー!」で、
水をたくさんゴクゴクでは、体に残っている塩分を
更に薄めてしまうのであまり効果がないそうです。
塩分補給にイオン飲料、というのも一つの手ではありますが、
1日のうちに何度かに分けて、こまめに水分の補給を心がけると良いそうです。
そうすると体は一定の塩分濃度を保ってくれるそうですよ。
しかしながら、普段から「あまり水分は取らなくても平気!」というか、
「水物を沢山飲むのは苦手・・・」という人もいらっしゃるので、
「そういう方は
『ちびちび飲み』を心がけてください。」
と、保健師さんがおっしゃっていました。
『ちびちび飲み』とは!
台所に行ったら一口ゴクリ、
洗濯物を干したら一口ゴクリ…
というふうに、何かしたらついでに
水を一口二口飲む方法だそうです。
そういえば、ある利用者さんは
「トイレに行ったら帰りに必ず台所で水を飲むようにしているの」とおっしゃっていました。
さすが年の功!と感心せざるを得ません。
ヘルパーYukiも早速、台所シンク脇に500mlペットボトルを配置しました。
そして台所に立つ度にちびちび。
こうすれば、どのくらい水を飲んだかわかりやすいのでお勧めですよ。
この夏も、皆さんが熱中症にならず、元気に過ごせますように!
心の底からそう思うヘルパーYukiでした。

by Yuki