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2014.08.29

1年越しの夢

昨年に引き続き、利用者Aさんのお孫さんBくん(小学6年生)による
ピアノ演奏会が行なわれました。

昨年、大好評だった演奏会。
その時“エリーゼのために”に大感動され
「ピアノを弾きたい!!」
と、ピアノを弾き始められた男性、Cさん。

今回、Bくんは「メヌエット」と「ソナチネ」の2曲を準備してくれていました。
Cさん念願の“エリーゼのために”も弾いてほしいとお願いし、
急きょ弾いてもらいました。

みなさんに感想をお聞きすると
「よかった~」
「すごい上手だった!」
「前より上手になったね~」

と、拍手喝采の演奏会となりました。

感動した私…
あっ!そうだ!
“Cさんと練習したピアノをここでB君と皆さんに聴いてもらいたい”
気持ちが湧き上がりました。
突然声をかけたらびっくりされるだろうなと思いつつも、
「Cさん、一緒にピアノ弾きましょう」
予想通り“えっ”とキョトンとされるCさん。
私の思いを伝えると、椅子から立ち上がりピアノに向かわれました。

ずいぶん前に弾いたことがある楽譜の本から、一緒に曲を選び
“おうまのおやこ”など
を弾きました。
私の弾くメロディーのリズムに合わせ、Cさんは伴奏の2音を担当。
いつもより音が小さいCさん。
“緊張されているんだろうな”

皆さんからの拍手を受け、もっと弾きたくなられたのでしょうか、
楽譜の本をペラペラめくり次の曲を探しておられます。
私もうれしくなりました。

まだまだ弾き足りない様子。

あっ!そうだ!
“Bくんとコラボしてほしい”
またまた湧き上がってきました。
次はBくんに突然のお願い。
「Bくん、Cさんと一緒になんか弾いてほしいな~」

Bくん驚きながらも、快く受け入れてくれました。
笑顔で曲を探してくれて、相談の結果“ちょうちょ” に決定。
一年越しの夢、“BくんとCさんとのピアノ演奏”
が実現したのです。

Cさんは真剣です。
お2人の演奏に合わせ、
他のみなさんも一緒に口ずさまれ、素敵な演奏会となりました。

もうひとつのエピソード…
実はCさんが前回の“エリーゼのために”に感動され、
楽譜を探しておられることをAさんの奥さまにお話ししたことがありました。
奥さまはそれを気にかけ、Bくんの大切な楽譜をコピーして
持ってきてくださったのです。
Cさんは演奏会後も、プレゼントされた楽譜を大事に持っておられ、
「いいですね」と言うと、
「あんたの分 コピーしてきたらいいよ」
と優しいことばが。

「ちょっと弾きにいきますか」と声をかけると、
さっと立ち上がられ、楽譜を手にピアノがあるフロアへ。

ピアノの前に座られ、
「あんた弾いてみて」と。
右手だけでどうにか弾く“エリーゼのために”を聴き、
「うまいなー」
なんて言ってくださいました。
「今日は、ぼくはいい、弾かない」と。
その時は聴くだけのCさんでした。

デイフロアにもどると、スタッフから
「Cさんの演奏会楽しみにしてます。いつ頃聴かせていただけますか?」
との質問に、照れ笑いされながら、
「1年後かな~」

やる気満々!!のCさんに、感嘆するばかりです。

来年は中学生になるBくんの演奏会、
そして再びBくんCさんのコラボ…実現したらいいな~

こんな機会を作ってくださったAさんご夫妻、Bくんに感謝です。

1年越しの夢
<ピアノを弾くBくんとCさん(奥)>

by Nolilin

夏!といえば甲子園。ベスト8が出揃い、ますますアツクなってまいりました。

さて、なぜ高校野球の話か…? というと
なんと、私の母校が県大会で決勝までいったからです。
毎朝、新聞を見ながら
 「1回戦勝った。」
 「2回戦勝った!」
 「3回戦、今日も勝ってる――!!」
と、どんどん勝ち進み、いよいよ決勝戦を迎えることとなりました。
決勝前日、実家に電話をすると、めったに電話に出ない父親がうわずった声で
 「明日は決勝戦じゃあ。もしかしたら勝つかもしれん。
勝ったら寄付って言われるけぇ、出しておくから心配せんでもえーぞ!」
と、しゃべる、しゃべる…

私が通っていた頃(30数年前)は野球部員が少なく、陸上部やバスケット部から
メンバーを借りて、やっと大会に出場できていたのでした。
グラウンドは田んぼに囲まれ、水はけも悪く、外野には雑草が生え
 “マムシに注意!!” の看板がありました。
しかし、年月は流れ、いつの間にか県内で上位を争うチームになっていたとは…

決勝戦当日。私は
『勝ったら寄付やんな。 
甲子園、暑いけど応援に行かなあかん…』

など、そわそわしていました。

仕事のあい間に実家に電話をすると
 「先制したよ!!」
 「あー逆転された!」
そして
 「負けたー」
 「残念やけど、また来年があるさ」
と…
―― 父・母、完全燃焼 ――

田舎のちいさな高校の大きな夢に一喜一憂しての応援、お疲れ様でした。
高校球児の一生懸命な姿が、静かな農村の明るい話題になり、
地域の皆さんの活力になったんだなー と思うと
高校野球ってすごいなー   感謝、感謝です。

お父さん、寄付は来年に取っといて下さいね!

野球


by HOT♡Y

2014.08.14

踊れば楽し!

先日、水仙の家では夏まつりを行ないました。

3階フロアがお祭り会場と大変身!!
いつもと違う3階の様子に皆さんも
「お祭りやね~」
と思わず笑顔に(*^_^*)

一所懸命ヨーヨーつりや輪投げに挑戦されている姿や、
甘いね~と綿菓子をほおばっておられる姿

保育園や児童館の子どもたちも参加して、
とてもにぎやかな雰囲気でした。

そして、あちこちで聞こえてくる
「子どもの頃を思い出すわ~」
という皆さんのことばに、自然と私も嬉しくなっていました 


締めくくりは盆踊り。
利用者の方、ボランティアさん、スタッフが一緒になって輪に加わりました。

踊りが苦手な私も参加したのですが、
皆さんのように踊れず苦戦していました…
そんな時、私の後ろで踊っておられた利用者のAさんが
トントン、と私の肩をたたき

「分からなくても楽しかったらいいんよ!」

とおっしゃってくださいました。

そのひと言で私の心はすっと軽くなり、
それまで感じていた難しいなと戸惑う気持ちはすっかり消えていました。

周りに目を向けてみると、踊っている最中にいろんな方と目が合い、
にこっと笑い返してくださいます。
そして気がつくと、

“今、すごく楽しい!” 

と思える自分がいました。

苦手だからと恐れていては何も始まらないのだと改めて実感しました。
踊れば楽しくなるという、
この気持ちを教えてくださったAさんに感謝しています。

4月から働き始めた私も、気がつけば5ヶ月目。
まだまだ成長途中で学ぶことがたくさんある毎日です。

初めての夏まつりでは、
“自分自身が楽しむ”
ということの大切さを学ぶことができました!



by Izumo

2014.08.11

台風対策

台風11号の勢力はすごいものだった。
「近畿に接近!」と言われていても、たいていの場合は真夜中に大阪を通過するか
少し西や東寄りに進んでいた過去の台風たち。
「下手に近づいたら大阪のおばちゃんに何言われるか分かれへんから、
台風も避けていくんやなぁ」
と、利用者の皆さんと笑い合っていたものだ。
ところが、さすがに今回は大阪のおばちゃんパワーも真っ青の影響力。

ところで、今は夏休み中のため直接関係がないものの、
公立の小学校や中学校はふつう、「暴風警報」が出ていれば休校になる。
この基準に準じて、自分たちの施設における台風対策を考えている
施設や公共機関は多いのではないだろうか。
保育園や学童保育なども例にもれない。
大切な会議の最中や、
利用者の皆さんの安全をどのように確保しようか、などと考えている時に
「お迎えをお願いします」という電話が入って困った経験は?
預かる側としては連絡も仕事のうちなのだろうと思うが、
「迎えにきてください」と言われた側の困難にまで考えが及んだことはあるのか、
・・・と、いつも考えてしまう。

台風が発生して注意報や警報が出るたびに
まず最初に気をつけるのは「ものを飛ばさないこと」。
テラスや外回りを見て回り、落下の危険性があるものや
倒れたり飛んだりしそうなものを片づける。

では、利用者の皆さんへの対応はどうするのか。
過去に何度か、デイサービスのある時間帯に
暴風警報が出そうになった、あるいは出たことがある。
最初の頃は「どうしようか」と話し合っていたが、
今では警報や注意報が発令されていても基本的には通常通り。
ただ、雨風の強い時に送迎するのは危険であるため、
場合によっては送迎の時間帯を変えるなどの配慮を。
なぜなら、危ないからといってデイサービスをお休みにした場合、
たとえば独居の人は暴風・大雨の中を
どんなに不安な気持ちで過ごすことになるのか。
デイサービスで食べる筈だったお昼ご飯を買うために、
無理して外出されるかも知れない。
それならデイサービスで過ごしてもらう方がはるかに安心。

また、ヘルパーの訪問も、首を長くして心待ちにしている人があるという現実。
事業所としては利用者の利益を優先するとともに、
スタッフの安全を確保する必要もあるため、
ご家族にお任せできる場合は事情を伝えて訪問を中止させていただくことがある。
残った、どうしてもヘルパー訪問が必要な人については、
雨風がひどくない時間帯に変更する、
場合によっては訪問スタッフを車で送迎するなどして、
利用者の生活に支障が生じないようにしている。

さて、今回の台風11号への私たちの対策はというと・・・。
水仙の家は、土曜日は少人数ながらも通常開設のデイサービス。
もちろん、ヘルパー訪問も通常通り。
幸い、土曜日はさほど雨風が強くなく
デイサービスの送迎への影響はなかった。
ヘルパー訪問の方は、夕方の比較的遠距離のお宅2件の訪問のみ、
ちょうど出勤していた運転できる職員のヘルプで、スタッフの送迎を行なった。

次の台風には「大阪のおばちゃんの怖さ」を知って欲しいものである。

毎日、暑い日が続いていますね。
みなさんは、夏バテしていませんか?

私は、自転車に乗って、利用者宅を訪問しています。
帽子をかぶり、アームカバーをして、日焼けしないように気をつけていますが、
紫外線には勝てません。
肌はこんがり焼けてしましました。
こまめに水分をとり、熱中症にならぬよう気をつけていますが、
あまりの猛暑にバテそうです。 熱い太陽夏バテ


そんな私はある日、
一人暮らしのAさん宅へ訪問。
冷房と扇風機を活用され、快適な室温。
Aさんは、
「暑い中、よう来てくれたね」
と、冷えたおしぼり を差し出してくれました。
「わぁ、ありがとうございます!ヒンヤリ気持ちいいです」
汗が一気に引きました。

私が訪問する時間に合わせて、氷水につけて用意してくださっていたのです。
暑さに負けかけていた私は、Aさんの優しさのおかげで元気を取り戻しました。 元気な女性


そんなAさんは 暑さ対策 に気を配っておられます。

たとえば…

ご飯を炊く時に  を入れる。
これは、傷みにくいらしいです。 ご飯


あとは、お部屋で過ごすときは、アッパッパ を着る。
みなさん、ご存知ですか?
ハワイのムームーに似た、ゆったりとしたワンピースです。
風を通し、涼しいらしいですよ。

なるほど!
私もAさんのような工夫をしながら、暑い夏を乗り切りたいと思います。涼のうちわ

appappa_03.jpg
<大正の終わりから昭和の初めにかけて大流行した‘アッパッパ’
                 これによって、女性の洋装化が一気に進んだとか>

by ひつじがいっぴき

Aさんはいつも辛い神経痛に悩まれています。
この日も辛そうな表情で
「横になるわ」
と、畳の間のお布団で休まれました。

私は、来所される方々を迎えていました。
Bさんを席まで案内している時、
Aさんが横になったまま、こちらを向いて手を挙げられました。
「Aさん、ちょっとお待ちくださいね」
とお伝えし、Bさんが着席された後Aさんの元へ。
「お待たせしました。どうされましたか?」
と話しかけている途中…。

私じゃなかったんだ!!
Aさんは、私ではなくBさんの方を向き、そして手を挙げておられるのです。
“さっきから、Bさんにおはようって手を挙げておられたんだ!!”
気づかなかった自分に反省

朝から「声が出ない」とおっしゃっていたAさん。
ご自分のありったけの声で、
「B さ ん お は よ う」
でもなかなか届かず…
私は大きな声で
「Bさ~ん 
Aさんがおはようっておっしゃってますよ~」

obaasan08.jpg

「おはよう。後から行くわ~」
Bさんのいつもの笑顔と元気な声が返ってきます。
私「あら~。面会にきてくださるんですか~」
AさんもBさんも、そして周りの人も「フフフフフ…」obaasan06.jpg


Bさんは、少し休憩された後、早速Aさんのもとへ。
畳の間の際にいすを用意し、そこに座られたBさん。
お二人顔を寄せ合って、何やらお話。
いつものように悩みを出し合い、励ましあい、
そして冗談も飛び交っているのかな~~~
楽しそう。
しばらく経ってから、まだお話中かな?と畳の間に目をやると、
なんと!なんと!2人目の面会のお客様…ふふふふふ
Bさんに代わって、次はCさんが座っておられたのです。obaasan05.jpg


私の中で、なんだか あったかく ほっこりしたものを感じました。

「あら~次の面会の方がこられたんですね」
その場に駆け寄りました。

Aさんからは、曇った表情がふきとんでいました。

仲間の力ってすごいな~。

お友だちのパワーをもらったAさんはいつもと違いました!
体操の時、いつもはゆっくり休んでいるAさん。
でもこの日は横になりながらも、
かけ声に合わせて手を高く挙げ,
しっかり体操をされているのです。

そのAさんの様子をそっと見て、またまた ほっこりする私。
Aさんと目が合い、にこっ
私と同じ思いでAさんを見つめているスタッフを発見。
そして目が合い、にこっ

ほっこり 心 温まり
いっぱいの幸せをいただきました。

by Nolilin

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Author:水仙の家
職員が持ち回りで、その時に思ったこと感じたことを綴っていきます。
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