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今日はヘルパーyukiの家族のお話です。

両親は高齢ですが一応健在、川向うに住んでいます。
しかし寄る歳波には勝てないようで、二人とも要支援の認定を頂き、
お掃除と重い物のお買い物をヘルパーさんにお手伝いしていただいています。

たまに実家に行った折に介護日誌をチラりと見させてもらい、
「お父さんが、娘さんが買われた布団が軽すぎて困ると仰っています」
と書いてあるのを見て、
『ヘルパーさんにボヤいとる・・・』
と笑わせていただいたこともありました。
その羽布団はしっかり回収してきて、私が使っております。

以前は夫婦二人で、美術館に行ったり、奈良や京都のお寺巡りをしたりと
楽しんでおりましたが、最近はあまり長く歩けないので
遠出ができなくなったそうです。

糖尿の持病がある父なので、運動不足による肥満が少し問題になってきました。
母は近所の商店街に買い物に行く時、
なるべく父を一緒に連れ出していたのですが、
この頃は
「行かん!」と言う日が増えてきたのです。

実家に様子を見にいっては
「運動するデイサービスに行ったらどうかなぁ?」
と提案してみるものの、頑固親父には暖簾に腕押しです。

私が利用者さんに、
「父がデイサービスに行かんのですわー、困りますわー」
みたいなことをポロっとお話した時に、その方は
「なんかわかるわー。私も最初行きにくくて億劫やったもの。
男の人たっやら尚更、女の人多いからね」
と仰いました。

そうですね、どの利用者さんも、いろいろな気持ちと折り合いをつけて、
今ここにおられるのですね。
もし私がこの仕事をしていなかったら、
父に対してもっと無理強いをしていたかもしれません。
ここはひとつ、焦らずじっくり、
本人がその気になるまで待つことにしよう、と今は思えるのでした。

しかし、次第に母から私への愚痴電話が増えてきました。
「お父さんがますます頑固になってうるさい。」
「家からほとんど出ないし、私にばっかり怒る。」
                               img008.jpg


父は私が子どもの頃から、偏屈ではあるものの、
怒鳴ったり、暴力を振るったりすることも一切なく、
優しくユーモアに溢れた人でしたが、
どうも、何かが悪い方に動いていくのが感じられました。

ケアマネージャーさんが勧めてくだったとのことで、
病院で検査を受けたところ、
どうやら父は軽度の認知症と診断されたようです。

いつかそういう日が来るかも・・・と思っていましたが、
実際に直面すると軽くショックを受けました。
妹は更にショックが大きかったようで、
困惑したようなメールが届きましたが
「大丈夫、私がちゃんとフォローする」
と返信しておきました。
老老介護で、両親共倒れになることだけは避けなければ。

頑固親父の世話で、
ストレスが溜まっている母を見かねたケアマネージャーさんが、
「お父さんは週一回リハビリデイサービスに行きましょう。
その間、お母さんは少しでも一人でゆっくりできるでしょう」
という、とても良いケアプランを立てて下さいました。

が、しかし、現実はなかなか思うようにはいかないようです。
「わしは一人やったら行かん!」  img007.jpg
  
・・・やっぱりね・・・ぬれ落ち葉亭主にも程があります。

結局、介護予防ということで、
母も一緒にリハビリデイサービスに通うプランに変更してくださいました。
お手数をおかけいたします・・・。

二人で施設を見学にも行き、「良さそうなところやで」との感想。
これから、両親の暮らしが少しでも楽しいものになっていってくれれば・・・
と願うヘルパーyukiですが、果たしてそううまくいくのでしょうか?

後編に乞うご期待。

by Yuki

一人暮らしのAさん。
これまで地域の役員やボランティア活動など熱心にされていた。
“住み慣れた在宅での生活を続けたい”
という強い想いを持っておられる。

ときどき訪問する私に、これまでの生活のことや
亡くなられたご主人、友人のことをお話しされる。
そして
「病院や施設にいれば、まわりの人が何でもしてくれるから
楽かもしれないけど、できることは自分でしていきたい」とおっしゃる。

この一か月、疾病による痛みが強くなっている。
痛み止めの薬を飲んでいても、
時間がたてばまた痛みがくる。
「この痛みはこの病気になった者にしかわからない」
この言葉を聞いて、私はつらい気持ちになった。

日によって体調の変動があるため、
「元気になったら、またボランティアをしたい」
と前向きな発言をされることもあれば、
「自分がこんな病気になって情けない」
と涙されることもある。

私はAさんのおっしゃる通り、痛みをわかることはできない。
しかし、Aさんの想いを聴くことはできる。

Aさんは、
「こうして家に来て話を聴いてくれることが嬉しい。
ありがとうね」

と涙ながらにおっしゃった。

私は少しでもAさんの支えになっているのだろうか。

疾病により日に日に体が弱っているAさん。
一人暮らしに不安を感じておられるかもしれないが、
“Aさんが活躍してきた地域”
の中での生活をできる限り続けられるように
家族や事業所と一緒に支援をしていきたい。

住宅街

by ひつじがいっぴき

Aさんは90歳台後半、
介護保険やご家族の支援を受けながらのお一人暮らし。
体調を崩し入院されたものの、病状が安定してからは
家に戻りたいという強い願いから
リハビリにも熱心に取り組んでおられた。
ところが、転院先ではご本人の思いを理解してもらいにくく、
不信や混乱、諦めの中での退院となった。

退院後、久しぶりに来所されたAさんは、
覇気もなく無気力なまま1日を過ごされた。
2日目、「久しぶりの入浴は楽しみです」と言われていたが、
いざ入浴時になると、

「警察に捕まったみたいや。なんか悪いことしたんでっか」
「家に帰してください」とおっしゃる。

“病院でのいろいろな経験や思いが蘇ってきたのだろうか”
“よほど辛い思いだったのだろう”
と、他のスタッフが対応している最中のこと、
横に来た僕のことを
「このひと怖い人や」とAさん。
僕はびっくりして
「え?何かありましたか?」とたずねた。
Aさんは、
「何されたか分からないけど、見ていないところでは怖いことしている」と。

もしかして無意識のうちに、Aさんを傷つけるようなことを
言っていたかもしれない。
僕はAさんにあやまった。

しばらくして落ち着かれたAさんは、
「口から出たことは引っ込められない」と
両手を合わせて僕の方に向け
「申し訳なかった」と何度もおっしゃられた。

翌日、僕は家を出る時から激しい頭痛に襲われていた。
自転車で水仙の家に近づくにつれ、襲ってくる激しい吐き気・腹痛。
ふだんなら20分弱で着くところが40分ほどかかった。
(水仙の家に入ってしまうと冶まったわけですが…)
 
しばらくしてAさんが、
「久しぶりの入浴は楽しみにしてます。たのんます」と来所された。
午前中は会話も楽しく、入浴も介助させていただいた。

しかし昼食時。
誤嚥防止のため病院ではムース食だったAさん。
水仙の家でもミキサー食を提供させていただいたが、箸が進まない。
僕が横を通ると、いきなり
「あんたらは普通の食事で、ふざけてんのか!」と声を荒げて訴えられる。
「いきなり普通食は…」と隣に座るスタッフが説明するも、声は届かず。

Aさんは必死に
「あの人怖い人や」
「わしを騙した」
「もう家に連れてってください」と訴え続けられる。
他のスタッフが話を聞いて落ち着かれたものの、
食事は結局、召し上がらなかった。

その夜、“今日は眠れそうにないな”と、本屋に行った。
ふだんなら絶対に選ばない、ファンタジー系の
東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に惹かれた。

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「東野作品史上、もっとも泣ける感動ミステリー」ではないだろうかと
思わせる作品だった。


その内容は、悩みを聞くというのは、相手のためだけに使う時間であり、
その時間の使い方は、決して自分の見識(時間)の中に引き込んではならない。
相手の生い立ちを知らなければどんな色にも見える。
というものだった。
言葉、手紙、文章というのは、相手の解釈でいかようにもなり、
多くの場合、自分の中で答えを持っている。
誰かのために一生懸命になることは、自分の意見を言うことではなく、
そっと背中を支え押すことだ。
 
Aさんと重なった。
“Aさんは不本意なのだ。周囲の対応が自分の思いと全く違うことに
怒っているのだ”と思った。
 
僕はAさんと向き合うことに決めた。

次の日、Aさんの気持ちが不安になった時、
僕は思い切って
「僕のことが嫌いですか?
僕を見るとイライラしたり不安になりますか?」と聞いた。
すると、Aさんは
「そんなことない。それだったら、水仙の家には来ていない」
「口から出たことは、引っ込めたいけど、引っ込められない」
「堪忍して下さい」と話され、
どうしようもない不安を誰かにぶつけたかったと言われた。
僕は、今日も家にお送りすることを、
話の端々に入れるように心がけた。
Aさんは以前の姿をみせてくださるようになった。

その日を境に、生き生きと生活されるようになったAさん。
まっすぐに向き合い、明日へと続く道を探していく。
決して自分の常識を当てはめずに、探していく。

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by ハーブ王子


 

昨年、初孫が生まれ、ゴールデンウイークに
初節句のお祝い をしました。
ベランダには「こいのぼり」が風にゆれています
先日、息子夫婦と一緒に松屋町の人形店で購入しました。
主人と息子は説明書を読みながら、せっせとポールを組み立て
ベランダには支柱を取り付けていました。

すると、何やら外から にぎやかな話し声が聞こえてきました。

「まぁ~めずらしい! こいのぼりやわ~」
「男の子、生まれはったんやね。 おめでとう!」

近所のおばちゃん方が息子に声をかけてくれました。

「この辺は年寄りばっかりやから、
こいのぼり見るん何年ぶりやろ」


向かいの棟でも、こちらを見て話をする姿が…
築数十年の古いマンションには、子どもが少なく、高齢の方が多いようです。
「こいのぼり」ひとつで、こんなに喜んでもらって、お祝いしてもらって
とても嬉しくなりました。

孫はというと、「こいのぼり」には目もくれず、空き箱やビニールや包み紙で
ガシャガシャと遊びまわっています。
そんな姿も、じーじばーば、にはたまりません!

少し強い風が吹いてきました。 カラカラカラ~ と、矢羽根の回る音がします。
孫はハイハイでベランダの方へ行き、網戸にピターッとついて
大きく泳ぐこいのぼりを見上げています。

多くの人の愛されて、思いやりのある優しい子に育って欲しいと願っています。

こいのぼり

by HOT♡Y

2015.05.01

2年目の春

水仙の家で働き始めて
早や1年が過ぎました。

月日が経つのは早いですね。

23年の人生で
一番早い1年だった気がします。

でも、この1年で得たものは多く、
とても充実した1年でした。

利用者の方とどんな話を
していいかも分からなかった1年前。

今では、冗談交じりにお話を楽しんでいます。

「あんたが娘やったらな~」
嬉しい言葉もたくさんかけていただきます。

男性のAさんとは、10分ほどですが、
ピアノの練習もしています。

実は、働き始めた頃、Aさんの体を支えながら歩いていると
「そんなんせんでもええ!」と
怒られたことがありました。

そんなAさんと、今ではピアノの練習をし、
「上手になってきた。その調子や!」
と言ってもらえる関係になるとは、
あの頃は思ってもいませんでした。

歌の時間、
みなさんが歌っているのを聞きながら

「知らん歌ばっかり・・・」

と手拍子しかできなかった1年前。

「私らもここで聞いて覚えたんやでー」

と先輩職員は言いますが、
上手に歌われます。

自分は何年かかるんやろ・・・

知らないながらに
なんとな~く口ずさんでいると
いつの間にか、歌えるように…!

自宅でも知らない間に口ずさんでしまい、母に

「あんた、ようそんな昔の歌知ってんなー」
と言われます。

今では20曲ほど歌えるようになりました。

あっという間に過ぎたように感じる
1年ですが、
思い返してみると、いろ~んなことがありました。

ちょっとずつ仕事にも慣れてきた頃。

そんな時にこそ、
このことわざが頭をよぎります。

初心忘るべからず

慣れてきた今だからこそ、
みなさんとの日々の関わりを思い返し、
初心に戻ることも必要だと思います。
一年前の気持ちを忘れず、
これからも精進していきたいと思います!

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by Kara

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職員が持ち回りで、その時に思ったこと感じたことを綴っていきます。
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