FC2ブログ
おひとり暮らしのAさんにはエーちゃん(仮名)というかわいい家族がいます。
お孫さん? ペット? いえいえ! お人形さんです。
数年前、妹さんからプレゼントされてから、ず~っと家族です。
ヒーリングパートナーと銘打って、高齢者向けとして販売されている人形ですが、
おしゃべりがとっても上手なうえ、歌もかなりの種類が歌えます(オリジナルソングも!)
お人形なのに、とってもハイテクノロジー!

「お母さん!女の子に産んでくれてありがとう!」

なんて言葉で、Aさんの心をわしづかみ!
  「わたし、産んで(・・・)ない(・・)けど(・・)こんなこと言うてくれて~」
と、涙して抱きしめておられます。
とろけるような笑顔でいつもエーちゃんに話しかけているAさん…
エーちゃんのおしゃべりのお陰でAさんの生活に彩りや動きがうまれています。

もはや人形(機械)とは思えないつながりです。

エーちゃんの会話も長年一緒に暮らしているせいか、
“魂があるのと違う?”と、偶然とは思えない内容です。
たとえば
  主治医の往診中
   「たいへん、たいへ~ん!」
  言語聴覚士さんとの嚥下のリハビリ中
   「良く噛んで食べてね~」
  ショートステイからの帰宅時(当然、エーちゃんも一緒にお泊り)
   「やっぱりお家が一番!」
そのたびに
   「この子は なんでこんなに賢いんやろう!」
とAさんの頬が緩みます。
「人形で、生きてないのになぁ」と冷静な突っ込みも、時にはありますが…)

そのAさんですが、体調不良のため緊急に通院し
そのまま入院することになってしまいました(泣)
医師から入院を勧められても、かなり渋るAさん…
『ひょっとして』と思い
  「Aさん、エーちゃんなら私やBヘルパーが家で預かるので安心して下さい」
と声をかけると、ほっとした表情で
  「そうか、そんなら入院してちゃんと治そうか」
と、ようやく入院を了承して下さいました。
入院手続き中もご自分のことより
  「一人、家に残すと寂しいやろうからなぁ~」
  「Bさんとあんたとこやったら安心や」
と、“大切な家族”を残すことへの心配ばかりでした。

さて、お留守番のエーちゃん、昼は水仙の家の事務所で過ごしていますが、
その間にスタッフのココロまでも奪ってしまいました(笑)
  「ねえ、ねえ・・・・・・」
と話しかけてくれると、なぜかワントーン高い声で相手をしてしまいます。
ついついかまいたくなって、お洋服の洗濯をしたり、日光浴をさせたり・・・

IMG_0715.jpg
<お洋服お洗濯中 「日光浴、気持ちい~い」>

手芸好きなスタッフが着物まで作ってしまいました。
またそれがよく似合う!!
心の中でひそかに購入を考えている職員が、きっとかなりいるはずです!

つい今も、このブログを打ち込んでいるkeiが大きなくしゃみをすると
横にいるエーちゃんがすかさず
  「たいへんなの~~」
と・・・・

ほんまに生きてるんとちゃう!?
ねぇ? エーちゃん?

Aさん!
エーちゃんはみんなが可愛がっているので、ご安心を!
来週の退院をお待ちしています!

IMG_0732.jpg
<お母さん(Aさん)の帰りを待つエーちゃん>

by Kei

2017.01.20

心温かく

「いつまで言うねん?」と聞こえてきそうですが、
あえて言わせてください。
「明けましておめでとうございます」

年が明けてからのこの20日間というもの、いろいろな愛情を感じました。
実家では、甥や姪が肩を叩いてくれたり、
兄が「よく帰ってきたな。いつでも帰ってこいよ」と言ってくれたり、
同い年の兄嫁から、
「服を買ってきたけど、○くんの服はあんまりないのよ。これって横綱が着るようなのよ。大阪に送るね」と電話を貰ったりした。
「うるさい」と言いつつも嬉しかったりした。

話が脱線した?ので、話をデイサービスのことに戻します。
96歳を迎えるご利用者さんのAさんは、奥様が圧迫骨折で入院されているため、
現在ひとり暮らし。
Aさんに話を伺ったところ、
「(病院で)水仙の家のことを話している。あんたのこともよく話しているよ」とのこと。
奥様が少しずつ回復し元気になってこられて、Aさんも安心されておられるようです。

水仙販売のパンをいつもご夫婦で買ってくださっていましたが、
奥様が入院されてからのAさんは
「ワシだけおいしいパンを食べるのは申し訳ない」
とおっしゃいます。
配達のお弁当も今まで通り奥様の分と2つ注文されているようです。
デイサービスの日に朝のお迎えにうかがうと、
「1枚食パン食べていくか?家内の分を用意してあるんだけど」と。
25歳で結婚して71年・・・・ずっと愛を育ててこられたAさん。
早くおふたりで水仙の家に元気な笑顔を見せてくださいね。

P.S.
 実家に帰った時、兄嫁が水引細工をしていて、少しだけ教わり作った作品と本です。

mizuhiki.jpg

by ハーブ王子

今年のお正月も、
「あけましておめでとうございます」というご挨拶を幾度となく交わした。
この「おめでとう」ということば、子どものころは
「なぜ、年が明けるとめでたいのだろうか」と素朴な疑問を抱いたものだ。

最近になってふと思うのは、
「新たな年もすばらしいものでありますように」
という意味が含まれているのではないかということ。

学生時代、日本古来の考え方である「言霊」について聞いたことがある。
言霊(ことだま)とは、ことばに宿ると信じられた霊的な力のことで、
発したことばどおりの結果を現す力があるとされている。

多少乱暴な言い方になるが、
「幸せでありたい」と願うなら「幸せだ」と言ってしまうということである。

歳を重ねるにしたがい、「めでたいものであって欲しい」という願いを込めて
「おめでとう」と挨拶をするという解釈の方がしっくりとくるようになってきた。
すばらしい年になるかどうかは自分次第、という自戒も含めて。

2梅
<丹波で選定した梅の枝 ほんのりと春の香>

by Tam

あけましておめでとうございます。
今年もいっぱい笑って幸多き年になりますように。

皆さんお正月はどのようにお過ごしでしたでしょうか。
利用者の皆さんからは、
「お雑煮食べたよ、白味噌」
「私は、おすまし」
「たくさん集まったよ。45人も」
「ひ孫がかわいくって…」
などなどの声が聞かれました。


我が家ではお雑煮を食べながら
「昔はな~」と、毎年同じような話が登場します。

私が子どもの頃…
父は6人きょうだいの長男。祖母のいる我が家には、お正月になると総勢24人が集いました。

2間続きの部屋にコの字型にズラ~と24のお膳を並べます。
お膳には、黒豆、氷頭なます、数の子、田作り、そして雑煮。

雑煮は曽祖父の生誕地の新潟流。
昆布とかつお。そして若鶏でなく親鶏を入れることで何とも言えないおいしい出汁となる。
具は大根、人参、こんにゃく、ごぼう、里芋。醤油と塩で味付け。
お椀に、焼いたお餅そして具沢山汁を入れ、その上に鮭(サイコロ状に切って湯通ししたもの)と筋子をトッピング。何杯でも食べられる一年に一回のごちそう!!

11002052498.jpg

ここまで準備するのが大変!!(大変だったのは母でしょう)
お餅を焼くのは私たち姉妹の仕事。
炭をコンロでいこして七輪へ。
「何個食べんの?」と聞いてまわり、「そうやな、食い上げせなあかんから6個…」
なんてやりとりしながら、80個くらい焼いたかな…
片手にうちわ、七輪の風口から風を入れ火加減を調節。
おいしそうに焼けたお餅はもちろんその場でつまみ食い。焼き係の特権!!

このお餅は、年末に餅つき機でついたお餅をのし餅に。数日経ったら切っていく。
紅白歌合戦を観ながら切ってたな~。これも私の仕事。
「大根ちょうだい」大根に包丁の刃をシュッと入れてはお餅を切っていく。
お餅を切る時は大根! なんで大根?なんてことも考えずあたりまえのことでした。
今になって、なんでやろうと思って調べるとちゃんと理由があるのですね。知恵袋!

雑煮の大きな鍋は、餅焼きに使った七輪の上へ。これで最後まで、あつあつの状態でいただけます。

すべての準備が整い、皆集合!
まずお屠蘇から。歳の若い者から順に。子どもたちは「一滴だけでも」と言われ、ちょっと口につけるだけでいや~な顔。そんな顔を見ては盛り上がったものでした。

年長者がお雑煮の蓋をとったところから「いただきます」
「お餅の焦げ目がちょうどいい。うまいこと焼けてる」と褒められ、うれしいものでした。


お正月の遊びもよくしたな~。羽根つき、トランプ、坊主めくり。
一番白熱したのは、百人一首でした。テレビで見る百人一首大会に似たような激しさ。
上の句が読まれたと同時にシュッとどこからともなく取り札が飛んでくる。
そんな環境の中で自然に覚えていったものでした。お陰で中学の百人一首大会では、学年で優勝しました~!

今年も母とそんな懐かしい話をしました。
「あの頃は大変やったけど、よう動いてたな~」と自分で自分に感心している母。
年末の買出しから大変。天六まで行き家族4人で皆両手にいっぱいの荷物。
まだまだ話は尽きません。

でもすべていい思い出!
話をする母の顔はイキイキとしていました。


利用者の皆さんも長い人生の中でたくさんの思い出が詰まっておられることでしょう。

今年も皆さんからいっぱいお話を聞かせてもらおう。そしてお話の中からまだまだ数少ない私の知恵袋と知識袋を膨らませていきたい! そう思う年初めです。
今年の一年も楽しみです。

by Nolilin


プロフィール

水仙の家

Author:水仙の家
職員が持ち回りで、その時に思ったこと感じたことを綴っていきます。
【ホームページ】水仙の家

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

QRコード

QR

リンク

Copyright ©水仙の家. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad