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先日も親しくさせていただいたご利用者がこの世を去った。
やはり、死というものは受け入れがたいものだ。

次の日は仕事をしたが、笑顔になかなかなれず利用者との距離を
感じる日だった。
その次の日は、お休みをいただき自分の中で消化する時間をもらうことにした。

あいもかわらず、普段なら絶対に読まない本に目を惹かれた。
その買った6冊の本をぼんやりと読み過ごした。

その中で
並木秀之『死ぬな』
佐野有美『手足のないチアリーダー』の2冊に感動した。

今回は、並木秀之さん。

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「体がノーを発するまでは、生き続ける。ただそのことだけで、人生は変わるのだという事実を、
私は多くの人に知ってほしいと思っています」。
素直に心を打たれた。
生まれて間もない著者を見たとき、担当した医師は「名前をつける必要はない」と言ったそうだ。
結局、なんとか一命は取りとめたものの、先天性の重い下半身の障がいを負い続ける。
けして豊かとはいえない家庭からの進学。社会では土下座担当を経験。
100社以上の破綻処理を扱う。独立してからは持ち逃げに遭う。
一時は好調だった会社も健康上の理由からたたんで財産も失う。
何度も入院を経験する。5度のがん(膀胱がん、すい臓がん、皮膚がん、前立腺がん、白血病)を患う。
しかし、「来年まで生きられるかどうか」といわれ続けながら、今や60歳を迎え、ファンドマネージャーとして自立しながら発展途上国の支援にも打ち込んでいる。

壮絶な人生だ。
エリートたちがなかなかできない仕事を率先して手掛け、様々な人と出会い、きれいごとではすまない世の中の様々な面にかかわり、格好良さにはこだわらずに名より実をとり、時には死を決意している人を救い、多くの人たちと信頼関係を築いてゆく。
仕事柄ゆえ時にはいわゆる裏社会ともどうしてもかかわらなければならなかったし、株や不動産で儲けたり、バブル崩壊で痛い目に遭ったり、波乱万丈の中で文字通りたくましく生きてきたことが綴られている。
そして、そんな経験から、どうしても訴えたいことが、はっきりと断言されている。
「死ぬな」と。

絶望のピンチの時、1人で頑張らないことがどれだけ大切か、「助けて!」と叫んで人に頼ることの大切さを教えられた。
また、自分の人生と照らし合わせ“あるある”と共感できるような
ただ時間だけが過ぎ解決される事象も書かれており、自分を見つめる機会ともなった。

水仙の家を利用されている90歳や100歳の方からみたら僕なんてまだ高校生くらい。

日が沈んで夜になったら終わりではなく、明日がやってくる。
雨でも台風でも大荒れの天気でも、必ず明日はやってくる。

今までが大変な人生だったら、これから楽しく生きていけばいい。

生きられる時間は、まだまだたっぷりある。

これからの自分の考え方や行動次第で、未来が明るくなる。

自分の好きな話を聞く。
自分にとって嫌いな話を聞く
好きなことなら苦痛も楽しい。
嫌いなことの苦痛は逃げたい。
相反する事だか、人によって、考え方によっては楽しい事なのかもしれない。

利用者と向き合い、真摯に利用者の発している声を聴き、
時には一緒に悩み喜ぶことがいかに大事か考えるきっかけとなった。

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by ハーブ王子

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